ブロードバンド時代 broadband age 2004 2 13
ソフトバンクの四半期の業績が発表になりました。
相変わらず、大胆な経営にも見えます。
一般的には、ソフトバンク規模の大企業になると、
リスクある経営は、しないものです。
しかし、同じ大企業でも、いつも変化のない「守りの経営」に比べれば、
ソフトバンクのような企業の方が、投資家には、楽しめるかもしれない。
利益を優先させて、技術革新を怠っている大企業もありますからね。
ソフトバンクの街頭でのキャンペーン活動で、
ADSLモデムを配布している様子を見かけます。
このADSLモデムの配布は、本来は、国がやるべきだったと思っています。
ADSLにしても、光ファイバーにしても、
ブロードバンド社会を実現するには、不可欠なものです。
ADSLや光ファイバーは、インターネットの「道路」です。
「キツネ」や「タヌキ」しか通らない道路を作るよりも、
インターネットの「道路」を作るべきだったと思います。
残念ながら、ブロードバンド社会の実現において、
日本は、韓国に負けてしまいました。
日本の政治家の頭は、依然として、「昭和」のままなのでしょう。
以前、こんなことを聞いたことがあります。
日本で一番、遅れている業界は、政治と農業だという話です。
しかし、この遅れた業界を、いつまでも嘆いていてはダメです。
多くの国民が参加して、この業界を、「先端産業」に変えていくべきなのです。